2015年 02月 08日
介護の囲い込みの排除を求める改定がきた。 |
今年の春からの介護報酬の改定の内容が出ました。これまでの成長とは異なり、質的な充実を求めている内容です。
資料1-3 平成27年度介護報酬改定 介護報酬の見直し案 (改)(PDF:7,307KB)
■第119回社会保障審議会介護給付費分科会資料
平成27年2月6日
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000073442.html
○資料
■第119回社会保障審議会介護給付費分科会資料
平成27年2月6日
http://www.mhlw.go.jp/stf/
○資料
- 社会保障審議会介護給付費分科会委員名簿(PDF:98KB)
- 資料1-1 平成27年度介護報酬改定の概要(案)(改)(PDF:
892KB) - 資料1-2 平成27年度介護報酬改定の概要(案)骨子版(PDF:2,
508KB) - 資料1-3 平成27年度介護報酬改定 介護報酬の見直し案 (改)(PDF:7,307KB)
- 資料1-4 介護報酬の算定構造(案)(PDF:2,495KB)
- 資料2 介護保険審査支払システムの対応について(PDF:515KB)
- 諮問書(PDF:7,284KB)
- 報告(PDF:26KB)
○参考資料
○答申
こういったのを見慣れない自分は、この改定が直接、医療側に即影響が出るとは思っていません。
一方、じわじわっときそうだなという項目もあります。
○ 高齢者ができる限り住み慣れた地域で尊厳を持って自分らしい生活を送ることができるよう、「地域包括ケアシステム」の構築に向けた取組を進める。
(1)中重度の要介護者等を支援するための重点的な対応
• 24時間365日の在宅生活を支援する定期巡回・随時対応型サービスを始めとした「短時間・一日複数回訪問」や「通い・訪問・泊まり」といったサービスの組み合わせを一体的に提供する包括報酬サービスの機能強化と、普及に向けた基準緩和
• リハビリテーション専門職の配置等を踏まえた介護老人保健施設における在宅復帰支援機能の更なる強化
(2)活動と参加に焦点を当てたリハビリテーションの推進
• リハビリテーションの理念を踏まえた「心身機能」、「活動」、「参加」の要素にバランスよく働きかける効果的なサービス提供を推進するための理念の明確化と「活動」、「参加」に焦点を当てた新たな報酬体系の導入
(3)看取り期における対応の充実
• 本人及び家族の意向に基づくその人らしさを尊重したケアの実現を推進するため、本人・家族とサービス提供者の十分な意思疎通を促進する取組を評価
(4)口腔・栄養管理に係る取組の充実
• 施設等入所者が認知機能や摂食・嚥下機能の低下等により食事の経口摂取が困難となっても、自分の口から食べる楽しみを得られるよう、多職種協働による支援を充実
のように、わかりやすく言えば、最後以外は病院ではないよねってことです。つまり介護サービスを利用しながらなるべくそこで暮らせること。そしてそのために重症の患者さんの受入体制を強化しなさいということです。
逆にいうと、軽症の患者さんを預かって病院と介護の間でキャッチボールしていたり、病院でずっと預かるタイプはもう要らないということ。
病院に預ければ家族は安心という見方も出来ますが、お金がもちません。できるだけ家に戻れる工夫をしようってことで、診療報酬にも今後、そういう方向になっていくことが予想できますね。
まぁ、来年度には総務省の新しい公立病院のガイドラインも動き出しますし、地域医療構想も動き出す。そういう中で、介護保険もそれにあわせていくことになると思います。
by skyteam2007
| 2015-02-08 07:30
| 医療