【環境激変】病院の生存確率は確実に下がる(後) |
http://skyteam200.exblog.jp/21664519/
の続きです。前回のおさらいだと、病院も含めてあらゆるインフラは存続するために一定の人口が必要で、それを下回ると持続困難になります。これは自治体単位の話になりますので、近隣から観光客や利用者の流入が見込めたりする場合は異なります。
ちなみにスターバックスがある自治体のサイズは17.5万人が必要と書きましたが、現在1000店舗を超えており、日本全国で1.3億人でいうと、1店舗あたり13000人となりますが、47都道府県中、鳥取を除く全都道府県に進出しており、これからはドライブスルーをもつ形態で新しい店舗開発を目指すことが「スタバ、1000店舗達成の次は”全国制覇”スターバックスが最後の空白地「鳥取県」に進出へ 東洋経済 2013年10月03日」にて紹介されていました。
さていよいよ医療です。
下記にあるように日本の病床数は過去30年にわたりあまり増減はしていません。しいて言うと、微減。
これは国土全体に病床を維持し続けているからですが、一方、これが鉄道路線となるとドライです。
日本の鉄道・軌道の全営業キロは27834.7kmだそうですがこの12年ほどで500kmが廃止などになっています(我が国の鉄道の現状について‐国土交通省より)。
国鉄・JRに絞ってみると、ピーク時から1割くらい削減しています。
http://www.geocities.jp/ekinenpyou/passenger_all_jnr01.html
国鉄は赤字であったためですが、よくみると輸送人員数は増えています。JRになって不採算路線を打ち切って、新幹線や特急などの高付加価値のサービスを向上させて赤字のローカル線を維持しつつ納税する健全な企業となるしかなかったので、これは正しい姿かもしれません。
さて、病院に目を移すと、昨今は「改定率」の幅を巡って様々な声が出ていますが、病床再編についてはあまり出ていません。
しかし、医療制度がかわりつつあるのは次の医療法改正では、各都道府県で必要なっ病床機能に応じて病床数と機能を都道府県に報告することでもわかるように、過剰な病床を国は削減したがっています。
しかも新しい病床のかわりの存在が出てきています。それがサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。
国鉄は赤字であったためですが、よくみると輸送人員数は増えています。JRになって不採算路線を打ち切って、新幹線や特急などの高付加価値のサービスを向上させて赤字のローカル線を維持しつつ納税する健全な企業となるしかなかったので、これは正しい姿かもしれません。
さて、病院に目を移すと、昨今は「改定率」の幅を巡って様々な声が出ていますが、病床再編についてはあまり出ていません。
しかし、医療制度がかわりつつあるのは次の医療法改正では、各都道府県で必要なっ病床機能に応じて病床数と機能を都道府県に報告することでもわかるように、過剰な病床を国は削減したがっています。
しかも新しい病床のかわりの存在が出てきています。それがサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。
これについては国は2025年に向けて60万戸増やす予定ですが、それを見ると、医療も介護もついた形での提供ということは、病床の代替となるものが出現するということです。
日本の場合、規制によって新規参入が困難で、比較的これまで診療所も500人程度、病院でも1万人程度でも、何とか生き残
いずれにせよ、病院という形にこだわると、だんだん苦しくなる病院が増えそうに思います。とくに新規参入してきた「高齢者住宅」と古い「病院」の仕組みでいうと、選ぶ立場の患者さんや家族の希望に応じて行けるかが大きくことなると思います。