2014年 06月 19日
日経が、福祉新聞化? |
というところで、3日続けにローカルな地方で日経新聞の見出しが医療や社会保障関係が続くということは、産業界全体がベタなぎみたいな状態なんでしょうか?
逆にいうと、日本全体が、ワールドカップとかで浮かれているこの時期に、「医療・介護一体法案」のような重要法案が通ってしまうので、現政権は安泰なのかもしれません。
さて、日経です。
1昨日(6/17)の見出しが「共通番号で医療費抑制マイナンバーで投薬など管理 政府方針 」
で
昨日(6/18)の見出しは「年金、来年度から給付抑制 厚労省、物価下落でも減額 制度持続へ法改正検討 」
ですから、従来の「庶民は弱者だから守ってあげる」という流れから、大きく変わることになります。
当然のようにこれは日本国民全体が、自分たちで選んだ訳ですから、止むを得ません。また自民党や
霞ヶ関も「持続可能」な形を求めているので、こういった形になるのは予想可能でした。
社会的に孤立しがちな難病の方や障碍のある方にはきちんとした支援を、そして高齢者でも働ける人は働くことになるように思っています。
逆にいうと、今までのように「定年退職」=人生悠々自適とは行かなくなるかもしれませんが、元気で、
就労意識の高い高齢者が働き甲斐のある仕事を持つことは悪いことではないかなと思っています。
それにしても、国会会期末にどどっと重要な法案が通ったけど、これから1-2年で日本の医療・福祉
の形が変わることを予想させるメディアの報道は見当たりませんでした。
そういった意味では、もう少し、社会保障制度改革についてメディア側もしっかりと国民に伝えてって
ほしいですね。
======================================
共通番号で医療費抑制マイナンバーで投薬など管理 政府方針
日経新聞 2014/6/18
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC1701G_X10C14A6MM8000/
日経新聞 2014/6/18
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC1701G_X10C14A6MM8000/
政府は全国民に割り振る社会保障と税の共通番号(マイナンバー)を医療分野にも活用する方針だ。本人が同意すれば、医療機関や介護施設が個人の医療情報を共有し、無駄な検査・投薬を避けられるようにする。マイナンバーで集めた医療情報をビッグデータとして分析することで、過剰な検査などを省いて国民医療費(総合2面きょうのことば)を抑制したり、新薬の開発に活用したりする。…(以下略)
======================================
年金、来年度から給付抑制厚労省、物価下落でも減額 制度持続へ法改正検討
日経新聞 2014/6/17
http://www.nikkei.com/article/DGKDASFS13054_W4A610C1MM8000/
厚生労働省は公的年金の給付水準を物価動向にかかわらず毎年度抑制する仕組みを2015年度に導入する方針だ。いまの制度では物価の上昇率が低い場合は給付を十分抑制できないが、少子高齢化の進展に合わせて必ず給付を抑える。すでに年金を受給している高齢者にも負担を分かち合ってもらい、年金制度の持続性を高める。
少子高齢化にあわせ・・・(以下略)
======================================
http://www.nikkei.com/article/DGKDASFS18030_Y4A610C1MM8000/
食事や入浴に補助が必要な高齢者を支える介護保険制度(総合2面きょうのことば)が2000年度の創設以来初めて変わる。医療介護総合推進法が18日に成立し、15年8月から介護サービスの自己負担が年収の多い人は1割から2割に上がる。団塊の世代の高齢化で介護費が膨らむのを抑える狙いだが、制度維持には、さらなる負担増や給付抑制が必要との指摘も多い。(以下略)
食事や入浴に補助が必要な高齢者を支える介護保険制度(総合2面きょうのことば)が2000年度の創設以来初めて変わる。医療介護総合推進法が18日に成立し、15年8月から介護サービスの自己負担が年収の多い人は1割から2割に上がる。団塊の世代の高齢化で介護費が膨らむのを抑える狙いだが、制度維持には、さらなる負担増や給付抑制が必要との指摘も多い。(以下略)
by skyteam2007
| 2014-06-19 07:45
| 医療