2014年 04月 30日
現場崩壊?:国立成育医療センター、小児ICU |
7年前に関西では国立循環器病センターのICUの担当医が一気に辞めて話題になったこともあります。
幸いにも復活しているようですが、やはり現場で担当していた医師が大変だったと聞いています。
東京でも小児の集中医療を行う施設は少ないはずで、今回のニュースもまた現場に何かあったのは
間違いないと思います。
この間、7年。医療崩壊のニュースをきっかけとして、医療に対してさまざまな声は上がりましたし、
厚労省による労働環境改善のための努力も続いているものの、厳しい現場をかかえた勤務医の負担は
変わっていなかった可能性があります。
今年の春の改定でも「夜間・緊急手術」を多くしている医療機関は割り増しの手術料などを受け取る
条件として、医師の労働負担を軽減すべく、手術前日の当直を免除することを条件にしたり、点滴を
入れるような看護師でも代行が可能な業務をワークシェアリングすることを求めています。
さて、今回の現場崩壊は、どういった事情にせよ、対応が遅れている急性期医療機関として医療を
続けていくのは困難だと思います。
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医師9人退職、小児ICUを縮小 国立成育医療センター
朝日新聞 2014年4月30日
http://www.asahi.com/articles/ASG4T7QG9G4TULBJ02B.html
小児医療の拠点である国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)で、小児集中治療室(PICU)の医師9人が一斉に退職し、4月初めから病床を減らして運用する事態が続いている。センターは、医師を確保できるめどは立っていないという。
センターによると、PICUの責任者の医長ら医師5人が3月中旬、相次いで退職の意向を伝えてきた。別の非常勤医師4人も任期満了で、3月末に計9人が退職した。PICUの医師数は28人から19人になった。医長ら5人の退職理由についてセンターは「公表できない」としている。(以下略)
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ICUの医師集団で退職/国立循環器病センター
四国新聞 2007/03/01
http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20070301000260
大阪府吹田市の国立循環器病センターで、集中治療室(ICU)の専属医師7人のうち5人が3月末に退職することが1日、分かった。
センターによると、ICUは20床。心臓移植など心臓血管外科手術を受けた患者の術後管理などを担当している。4月以降は専属医師を補充せず、執刀した外科チームが術後管理も担当するなどして対応する。センターは退職の理由を明らかにしていない。
佃龍庶務課長は「診療機能の低下はなく、患者への影響はない」と話している。
センターによると、所属長の医長を含む30−40代の男女5人が退職を表明。センター側は慰留を続けたが意志が固く受け入れたという。(以下略)
朝日新聞 2014年4月30日
http://www.asahi.com/articles/
小児医療の拠点である国立成育医療研究センター(
センターによると、
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ICUの医師集団で退職/国立循環器病センター
四国新聞 2007/03/01
http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20070301000260
大阪府吹田市の国立循環器病センターで、集中治療室(ICU)の専属医師7人のうち5人が3月末に退職することが1日、分かった。
センターによると、ICUは20床。心臓移植など心臓血管外科手術を受けた患者の術後管理などを担当している。4月以降は専属医師を補充せず、執刀した外科チームが術後管理も担当するなどして対応する。センターは退職の理由を明らかにしていない。
佃龍庶務課長は「診療機能の低下はなく、患者への影響はない」と話している。
センターによると、所属長の医長を含む30−40代の男女5人が退職を表明。センター側は慰留を続けたが意志が固く受け入れたという。(以下略)
by skyteam2007
| 2014-04-30 09:16
| 医療