医療費増を国民はどこまで許容できるか? |
昨日の新聞で「国民医療費38兆5千億円 11年度、高齢化で過去最高」という報道がまたされていますが、過去最高の伸びは連続記録更新中です。
一方、世帯当たりの平均所得は横ばい~低迷状態といったところでしょうか
(世帯当たりの平均所得金額推移をグラフ化してみる(2013年発表版)(最新)より)
(国民医療費が過去最高38.6兆円--1人当たり65歳未満17.5万円、65歳以上72万円より)
おそらく、国民医療費にこんなに…ってところですが、やはり国民の健康のためには必要な医療もあります。
どこかの誰かのように「医療は不要」とか言える人は少ないと思います。病気にならないように、国民一人ひとりが「病気にならない」ために、健康診断にかかり、かつまた予防接種を受けるようにするだけで、防げる医療もあると思います。
病気への治療はどちらかというと「後の祭り」みたいなところがあり、それを考えると病気にならない生活習慣とかが大切なんだと思います。
まぁ、逆にいうと、この失われた20年の間に、ひたすら国民所得が伸びない中、医療費だけ伸び続けるのは限界が近く、そういった意味で、収入の10分の1を病気の戦いにつかうより、健康増進のための投資(おそらくそれほどお金がかからない)の方が健全なような気もします。
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国民医療費38兆5千億円 11年度、高齢化で過去最高
山陽新聞 2013/11/14
http://iryo.sanyo.oni.co.jp/news_k/d/2013111401001529
国民医療費の推移
厚生労働省は14日、2011年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額(国民医療費)が、前年度比1兆1648億円増(3・1%増)の38兆5850億円だったと発表した。国民1人当たりでは9700円増(3・3%増)の30万1900円で、30万円を初めて突破。いずれも5年連続で過去最高を更新した。
高齢化が進んだ上、医療技術が進歩して治療費が膨らんだのが主な原因。国民医療費が国民所得に占める割合は11・1%だった。
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