2013年 09月 27日
醜いやり取り?医師会vs薬剤師会 |
先日「医師は粥すすり、薬剤師はすき焼き三昧 」といった報道がなされて、なるほどねぇ。
これは診療報酬の伸びがわずかな中、調剤市場は伸び続けています。不景気でありながら下記の通りです。
「調剤市場規模については、医薬分業の進展及び高齢者人口の増加による薬剤費の増加に伴い、今後も拡大を続け、2015年には6兆円程度まで拡大するものと見込まれます。
一方、調剤薬局店舗数については、これまでは一貫して増加してきましたが、診療報酬や薬価改定等、厳しい外部環境の中、減少に転じる可能性もあるものと見られています。」
ただ、これは国が、医薬分業を進めてきた反映でもありますし、それによって医療安全が推進されたり、後発品の推奨によって医療費節減になっていればいいのですが、どうもそうなっているようにも見えない中、日本医師会側からやっかむような発言になったかもしれません。
もっとも、医療費や社会保障費は今後、厳しくなる中で、節約するためには医師も薬剤師も努力しないといけないですし、そのためには両者で工夫したりお互いの専門性を活かして薬の種類を減らし、患者さんの治療効果を最大限引き出し、医療費を抑制させるためのチームの一員だと思っています。
まぁ、対立してもいいんですが、こんなことをやり取りしていることが不毛に映るのは自分だけでしょうか?
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日薬・生出副会長 すき焼き三昧を否定「せいぜいサンマにご飯」
Risfax 2013/9/27
http://www.risfax.co.jp/risfax/article.php?id=42483
日本薬剤師会学術大会で日本医師会の鈴木邦彦常任理事が“医師はお粥をすすり、薬剤師はすき焼き三昧”などとした講演が、薬局関係者の間で波紋を呼んでいる。ほとんどが高騰を続ける調剤費批判に対する薬剤師側の反発だが、一方で鈴木氏への反論を学術大会の場でなぜ直接しなかったのか、そもそも分業バッシング論者をなぜ呼んだのか、といった日薬執行部への批判も増えている。(以下略)
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医師は粥すすり、薬剤師はすき焼き三昧
Risfax 2013/9/24
http://www.risfax.co.jp/risfax/article.php?id=42430
日医・鈴木常任理事 “敵陣”日薬学術大会で分業批判の大立ち回り
日本医師会の鈴木邦彦常任理事は22日、大阪市で開催された日本薬剤師会学術大会で「医薬分業のあり方」をテーマに講演。“敵陣”に乗り込んで、分業、調剤報酬、薬剤師会をばっさばっさと切り捨てた。(以下略)
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by skyteam2007
| 2013-09-27 10:44