2007年 02月 11日
[奈良の謀叛:奈良県医師会を応援する] |
さんざんココでも書いていますが、日本医師連盟から献金や推薦を頂いていながら、ほとんど医師会の主張が通らなくなって、どれくらいでしょうか? このまま行けば、自民党が医療や福祉から予算を削っていくのは必定です。
なんと言ったって「過労死は自己責任」だなんていう方を労働政策審議会の分科会委員の委員に加えるくらい、労働者の権利を無視する政府ですから、医師が一人や二人過労死で死のうが政府・厚生労働省は残業カット当たり前、ついでにこの委員は「祝日もいっさいなくすべき」というのが持論だそうで、日本の労働環境が悪化するのを支援シテ下さるようです。彼女が言いたいことは「自己責任の枠が広がれば、自ずと仕事の時間の配分、休養、休暇の配分も個人の管理の下で行うべきで、自らの生産性を高め、質の高い仕事をするにはどの様にすればベストかを考える必要がある。」だそうですが、では、同僚の医師にどんどん退職されてその肩代わりをしつて、必死に現場を支えるため働きづめになってついに亡くなられた中原医師は、自己責任を果たしていないというのだろうか!この愚かしい論理にはあきれますね。
こんな自民党や厚生労働省のやり方に対して、奈良県の医師も立ち上がったようです。僕は応援しますよ。今までのような不透明なやり方ではなく、国会活動をよく調査して、ちゃんと声を聞いてくれる政治家を選ぶべきです。
厚生労働副大臣が医師不足で厚生労働省を攻撃しない、産科医の事件の時も一番戦ってくれたのは野党の議員さんばっかり。そんなこともお忘れですかね>日医の偉いさんは。ぽち→
奈良でも自見氏支援の動きが表面化 地区医師会メンバーが“一揆”、参院選に向け後援会を立ち上げ
奈良県の地区医師会長、幹部ら有志メンバーが、今夏の参院選で自見庄三郎氏(国民新党公認、元郵政相)を支援するため、「自見庄三郎奈良県後援会」を1月に設立していたことがわかった。7日に同県橿原市内で自見氏本人を招いた講演会を開き、実質的な支援活動をスタートさせた。会長に就任した藤本憲弘氏(桜井地区医師会長)は後援会発足について「奈良県医師連盟(県医師会の政治団体)とは別のものだが、日本医師会再生のための“一揆”だ」と述べ、現職の武見敬三氏(自民党公認、厚生労働副大臣)の推薦を決めている日医の政治団体「日本医師連盟」(日医連)を激しくけん制した。
日医連の推薦候補をめぐっては昨年8月、武見氏と自見氏が公募に応じて名乗りをあげた。挙手採決によって圧倒的多数の支持を得た武見氏に一本化することが決まった。しかし、4月の日医会長選で、武見氏が唐澤祥人氏(現会長)に肩入れしたことを「政治介入」と批判し、奈良を含む近畿6県などの執行委員は事前に退席。自見氏はその後の10月、参院選では「国民新党がキャスティングボートを握る」と見通して、立候補を表明していた。
1月30日には、茨城県医師連盟(原中勝征委員長)が日医連の決定に背いて、武見氏と自見氏の両者推薦を決めて、波紋を呼んだばかり。原中氏は、「(武見氏とは違って)医師である自見氏のほうが医療をよく知っている」ことなどを理由に挙げていた。奈良の自見氏後援会発足は、都道府県医師会トップだけでなく、地区医師会レベルでも中央への反発が強いことを窺わせた。
藤本氏は、武見氏の介入は「日医の独立性を否定するもので断じて許せない」と指摘。近畿6県の医師連盟は「武見氏不支持」で結束しているが、「参院選で誰も支持しないことは医師会の政治力、集票力を内外にアピールする機会を失う」ことから「医療政策に通じた」自見氏の支援を決めたという。
後援会は奈良県医連と一線を引いているが、この日、自見氏の講演会には、県下のほとんどの地区医師会長が顔を揃えた。日医連は、茨城県医連の決定は規約違反で処分も辞さない構えをみせるが、推薦するしないにかかわらず、水面下で「武見氏不支持」による「自見氏支持」の動きが広がっている。
(Risfax2006/02/08)
by skyteam2007
| 2007-02-11 00:29
| 医療