2007年 06月 04日
[理解不能]天下り役人退職後3億円 |
そういえば、国会で国立病院の医師がアルバイトで稼いでいることを議員さんたちが問題にしているのを…[国会議員の臨時収入はいいのか?]で話題にしましたが、僕らからすると、年金記録という根本の大切な業務で5000万件の「宙に浮いた年金記録」。こんないい加減なお仕事ぶりを発揮されてきた歴代長官の退職金はまさに「泥棒に追い銭」であり、そういう意味では、責任をとって退職金を払い戻すなり、責任をもって当時の幹部職員の責任追求を行っていただきたいものです。
そして、医師のように技術職で、その成果を日本の医療技術の向上のための活動で得られる、個人的な収入の金額の問題よりも、お役人と役所全体の不作為についてもっときちんとした責任追及が政治家やマスコミに求められます。 ぽち→
『渡り』で最高3億円 社保庁歴代長官が高報酬
東京新聞 2007年6月2日 朝刊
「消えた年金」問題で社会保険庁に批判が集まる中、歴代の同庁長官が退官後、関係する公益法人などを渡り歩き、高額の給与や退職金を得てきた実態が、一日の衆院内閣委員会の質疑で明らかになった。三億円近く受け取ったケースもあるという。
質問に立った民主党の細野豪志氏によると、高収入を得ていたのは一九八五年から一年弱、社保庁長官を務めた元厚生省(現厚生労働省)官僚の正木馨氏。長官をやめた後、全国社会保険協会連合会、社会保険診療報酬支払基金など五法人を渡り歩いて理事長などを歴任し、二億九千万円以上の収入を得たという。
これとは別に、細野氏が厚労省から入手した資料によると、正木氏の後任十人も全員、退官後に公益法人などに天下り、現在も何らかの役職(非常勤含む)を務めている。このうち退官してからの期間が比較的長い六人は、二ないし三の法人を渡り歩いていた。
細野氏は本紙の取材に、これらのケースも億単位の収入を得ている可能性があると指摘した上で「特に(国民から批判される)社保庁の長官に、恵まれた渡り先がたくさんあるのは国民に理解されない」と述べた。
内閣委では、細野氏が「歴代の天下りについてどう思うか」と追及したのに対し、安倍晋三首相は「(政府提出の)公務員制度改革関連法案で、天下りはできなくなっていく」などと述べただけだった。
by skyteam2007
| 2007-06-04 08:34
| 医療