2007年 02月 28日
[医政塾発足]報復でなく?新しい医療を目指して |
日医前会長、大阪で「医政塾」を発足
植松氏、「現執行部潰し」「返り咲き」を否定、医療体制を討論
植松治雄・前日本医師会長が24日、地元・大阪で、自由な立場であるべき医療提供体制について意見交換する「平成医政塾」を立ち上げ、第1回の勉強会を開いた。挨拶に立った植松氏は、患者の望む医療の形を全国に情報発信していくことと、国民医療を考える優秀な若手医師育成を発足目的に挙げた。月1回程度、勉強会を開き、議論内容を全国の都道府県医師会などへ送るほか、ホームページでも公開する予定だ。
植松氏は昨年4月、再選をめざして日本医師会長選挙に立候補したが、唐澤祥人現会長(前東京都医師会長)に敗れた。激戦のしこりから、その後も大阪を中心とする近畿の医師会と、唐澤執行部がしばしば対立。とくに、日医の政治団体「日本医師連盟」の次期参院選推薦候補をめぐっては、現職の武見敬三氏への一本化を決めた場で、近畿の代議員が退席するなど溝の大きさを露呈している。
そんななか、一線を退いた植松氏が新たな動きを見せたことについて、「現執行部に反対する勢力結集への布石か」「植松氏が次期会長へ返り咲きを狙う動きか」など、日医関係者のなかで、さまざまな観測が流れている。しかし、植松氏は「得てしてこういう組織を作ると、日医に何かしたいからという憶測が出るが、決してそうではない。純粋な気持ちでやっている」と訴えた。
挨拶に続く基調講演では、直近の動きとして内保連、外保連に加え、看保連(看護系学会等社会保険連合)が新たに発足し、3団体が協力して診療報酬改定の要望を行う体制を整えたことに言及。「医療提供側の話ばかりになっていることを危惧する」と述べ、患者の視点が欠如し、医療費中心の議論が多いことを問題視した。
また「診療報酬は、医療提供体制をうまく作って動かすためのもので第一義的なものではない」と強調。「医師会内で議論すると、厚生労働省を敵に回す、自民党を逆撫でするとなって、自由な発想が生まれない」と医政塾を立ち上げた意図を説明した。
この日は、大阪府立成人病センターの今岡真義総長ら4人が、公立病院、民間病院、勤務医、開業医というそれぞれの立場から、日本の医療が抱える問題点を指摘。植松執行部時代に日医常任理事を務めた松原謙二、伯井俊明、三上裕司の3氏、有山雄基・奈良県医師会長を含む約100人の医師が参加した。
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少なくとも「現行」の幹部の「自民&厚生省翼賛体制」よりはいいかもしれません。何事も、みんなでオープンに語り合う場が医療にはないです。ぜひ患者さんや看護師さん、コメディカルも仲間に入れて、どんどん日本の医療に何が足りないのか?何をしたらよくなるのか…そういう活動が日本医師会には欠けているように思います。
がんばってください。ぽち→
by skyteam2007
| 2007-02-28 00:31
| 医療