[医療ミスといじめ報道] |
こういう医療ミスの数字や死者を巡っての単純な報道では、「いじめ報道」と似ていて、医療ミス根絶に到るまではほど遠いように思いました。今のいじめ報道で自殺した校長先生を自殺に追い込んだマスコミ…そういう魔女狩りを自らが行っているという自覚があるのでしょうかω
本当に死者の数だけではなく、その裏側まで分析する方向に「リスク」を解析し、その解消のために、どうしたらいいのか?そういう視点はなかなか共有するまでは到っていません。今回の報道はまだ学会&海外の報道ゆえ冷静になって、きちんと報道されているように思います。
今後も、医療ミスを減らすために、医師も努力しないと行けませんが、マスコミは「魔女狩り」報道で犯人捜しが止んでからも、きちんとした分析が欲しいと思っています。
それにしても中国は…こういう事態。「唖然」です。日本ではこのような事態にはならないとは思いますが、流言飛語によって生じるわけで、その意味でやはりマスコミサイドもそして医療サイドも「冷静」になって取り組むことが求められるようです。
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【イタリア便り】 医療ミス、死者5万人?
最近、わが国でも医療ミスのニュースが頻繁に紙面をにぎわすが、10月下旬にミラノで開かれたイタリア・ガン医学会で同国公立病院の医療ミスについて驚くべき調査報告がなされ、全国民がショックを受けた。これによると、医療ミスによる死者は、多い日は1日90人、年間1万4000人から5万人に達するというのだから、背筋が冷たくなる。こうなると、病院内の医療ミスによる死者数は交通事故の死者数を上回ることになる。
数字の信憑(しんぴょう)性に対しては医師会会長や保健相などから疑問や反論が出されているとはいえ、医療ミスによる死亡事例が多いことは確からしい。
最もミスが多いのは手術室でのミスで32%。これに病棟(28%)、救急治療室(22%)、診察室(18%)の順で続く。専門分野別では、最多が整形外科で16・5%。これにガン治療科(13%)、産婦人科(10・8%)、外科(10・6%)の順で続いているのだそうだ。
原因としては、医師の誤診・技術ミスのほか、同じような名前の薬剤が多いための調剤ミスも非常に多いという。イタリアの富裕層は、保険がきかず治療・手術費が高額な私立病院や外国の病院に入るが、これが自分の命を守る手段とは情けなくなる。(坂本鉄男)
http://www.sankei.co.jp/databox/tokuhain/0611/061112m_int_47_1.htm
未履修問題、愛媛でも校長が自殺
高校の未履修問題で新たな犠牲者が出た。6日午前7時30分ごろ、愛媛県新居浜市にある県立新居浜西高校の政岡博校長(60)が同県伊予郡松前町の自宅で首をつって死んでいるのが見つかった。家族や県教委高校教育課長などにあてた遺書が自宅や校長室から見つかっており、愛媛県警伊予署では、状況などから自殺とみて調べている。遺書には「お騒がせして申し訳ない。生徒に負担がかからないよう配慮してもらえないか」といった内容の記述があったという。
政岡校長は、3年生の「地歴」の履修方法などをめぐって10月中旬と11月3日の2度、高校教育課に電話で相談。高校教育課は「授業時間で済むので、未履修にはあたらない。問題ない」と回答したという。
未履修問題をめぐっては10月30日、茨城県立高校の校長(58)が首つり自殺したばかりだった。
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20061107-113674.html
児童恐喝発覚の小学校長が首つり自殺 北九州
“恐喝”発覚の小学校長が自殺 北九州市
12日午後3時ごろ、北九州市八幡東区山路松尾町の林の中で、市立皿倉小学校校長、永田賢治さん(56)が首をつり死亡しているのが見つかった。八幡東署は自殺とみている。
同校では5年生の女子児童(10)が約1年間にわたり、同級生8人から現金計約10万円を脅し取られていたことが発覚。永田校長は市教育委員会に事態を「金銭トラブル」と報告し、「適切ではなかった」と11日に記者会見して謝罪したばかりだった。
12日、家族から捜索願が出されていたという。
≪「熱心な校長先生だった…」≫
校長の永田賢治さん(56)が自殺した北九州市八幡東区の市立皿倉小学校には12日夜、教諭らが緊急に集まり、今後の対応を話し合った。男性教諭は「取材は市教育委員会が対応します」と話すだけで、困惑した表情を浮かべた。
自殺の報道を聞き、学校に駆けつけた5年生の児童の父親は「毎朝校門で登校する子供たちを迎えていた。全児童の名前を覚えるなど、熱心な校長先生だったのに」と話した。
学校では12日に学芸会が開かれる予定だったが、児童間の恐喝問題が発覚して子供たちに動揺が広がっているという理由で、18日に延期していたという。
永田さんの同市戸畑区の自宅マンション。近隣の女性は「誠実で礼儀正しい方だった。学校や児童の問題を押しつけられた犠牲者ではないか」と話していた。
同校では5年生の女子児童(10)が約1年間にわたり、同級生8人から現金計約10万円を脅し取られていたことが発覚。永田校長は市教育委員会に事態を「金銭トラブル」と報告し、「適切ではなかった」と11日に記者会見して謝罪したばかりだった。
12日、家族から捜索願が出されていたという。
≪「熱心な校長先生だった…」≫
校長の永田賢治さん(56)が自殺した北九州市八幡東区の市立皿倉小学校には12日夜、教諭らが緊急に集まり、今後の対応を話し合った。男性教諭は「取材は市教育委員会が対応します」と話すだけで、困惑した表情を浮かべた。
自殺の報道を聞き、学校に駆けつけた5年生の児童の父親は「毎朝校門で登校する子供たちを迎えていた。全児童の名前を覚えるなど、熱心な校長先生だったのに」と話した。
学校では12日に学芸会が開かれる予定だったが、児童間の恐喝問題が発覚して子供たちに動揺が広がっているという理由で、18日に延期していたという。
永田さんの同市戸畑区の自宅マンション。近隣の女性は「誠実で礼儀正しい方だった。学校や児童の問題を押しつけられた犠牲者ではないか」と話していた。
http://www.sankei.co.jp/news/061112/sha018.htm
中国の病院で2000人暴れる
香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターによると、中国四川省広安市で10日、市内の病院に入院した幼児が死亡したのをきっかけとして住民ら2000人以上が病院に押し掛け、病室などを破壊する騒ぎが起きた。
警察官約100人が出動し、住民ら約10人が負傷、5人が拘束されたという。
中国では医療費の高さや医療過誤の多発が社会問題になっているが、同市でも医療事故が続発、住民の不満が高まっていたという。幼児は7日に発病、病院に運ばれたが突然死亡したという。広安市は故鄧小平氏の出身地として知られている。
[2006年11月11日23時30分]
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061111-115897.html